★防蟻・防腐効果で木部をしっかりガード シロアリ予防駆除ハチクサンME2|害虫駆除,害虫対策,退治,殺虫剤ならテクニカルトランスミット・テクノ

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★１：ハチクサンME2の概要
★２：ハチクサンME2の安全性
★３：ハチクサンME2の生物効果
★４：ハチクサンME2の気中濃度
★５：ハチクサンME2の建築材料への影響
★６：ハチクサンME2に関するQ&A
★知っておきたいシロアリのお話
★シロアリ薬剤の剤型について
★シロアリ防除の工法について
★ハチクサンME2の使用方法

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(1)製品の概要、成分及び性状
<1>：ハチクサンME2の概要
■商品名：ハチクサン®ME 2 ®は登録商標 第2182351号
■有効成分量：イミダクロプリド2%、ペンフルフェン2%
■希釈倍率：20倍（有効成分濃度として0.1%に希釈して使用）
■用途：シロアリ防除用 木部処理剤
■認定：（公社）日本木材保存協会認定番号 A-5483
（公社）日本しろあり対策協会 登録番号 第7339号

(2)有効成分の性状
■ー般名：イミダクロプリド(imidacloprid）
■化学名：1-6-クロロ-3-ピリジルメチル）-N-ニトロイミダゾリジン-2-イリデンアミン
■分類：ネオニコチノイド系の殺虫剤
■ー 般名：ペンフルフェン(penflufen)
■化学名：2-[(RS)-1,3-ジメチルブチル1-5-フルオロ-1,3-ジメチルピラゾール-4-カルボキサニリド
■分類：アルキルアミド系の殺菌（防腐)剤

(3)製剤の性状
■剤型：イミダクロプリド、ペンフルフェンをそれぞれ2%ずつ含むマイクロエマルジョン製剤
■含有成分：イミダクロプリド（防蟻剤）、ペンフルフェン（防腐剤）、溶剤、界面活性剤、水、など
■外観：澄明粘稠液体
■臭気：溶剤臭
■PH:6.0
■保存安定性：推奨保管条件下では安定
■引火点：燃焼しない
■毒劇物区分：該当しない（イミダクロプリド2%以下は普通物*）
毒物及び劇物取締法に規定する、特定養物、毒物、劇物のいずれにも該当しないもの。
■危険物表示：該当しない（消防法非危険物）
■包装及び容量：0.9kg入り、紙パック（10本入りダンボール）

(2)用法・容量
希釈倍率
本剤1本(0.9kg）を水約17.1Lで希釈（20倍）して、散布液のそれぞれの有効成分濃度が0.1%となるように調製して散布してください。
なお、希釈液の調製に際しては本剤をよく振り混ぜてから使用してください。
本剤1本で希釈液18Lが調製可能です。

使用方法
木部処理用しろあり防除剤として次の通りに散布してください。
吹付け又は塗布処理：300mL/m
浸漬処理：新築及び増改築用の木材予防処理に適用する。木材を5分以上完全に浸漬させてください。
穿孔処理：既築建物の予防、駆除に適用してください。
直径6mm～13mmのドリルで木材の1/2以上の深さまで穿孔し、本剤を穿孔部より溢れ出るまで十分加圧注入した後、予め薬剤で処理した木栓で埋め戻してください。
穿孔の角度は45度を原則とするが、現場作業上困難な場合には角度を緩やかにしてください。
なお、施工にあたっては、（公社）日本しろあり対策協会の「防除施工標準仕様書」並びに「安全管理基準」に従ってください。

(3)ハチクサンME2の特徴
■防腐成分に新規有効成分ペンフルフェンを採用しました。
■毒物及び劇物取締法に規定する、特定毒物、毒物、劇物のいずれにも該当しない薬剤です。
■消防法上の危険物に該当しないので、取り扱い及び保管が容易です。
■製剤に水を含むマイクロエマルジョンです。
■遅効性であり、シロアリへの効果が高い薬剤ですので、高いドミノ効果が期待できます。（高い防除効果）
■散布中および散布後の気中濃度が低く、散布作業者および居住者に対する安全性が高い薬剤です。
また蒸気圧が極めて低く揮発しにくいため、居住者や周辺への影響はほとんどありません。（高い安全性／クリーン施工）
■極めて臭いが少ない施工ができます。（クリーン施工）
■魚毒性が低く、環境に対して安全性の高い薬剤です。
■厚労省で気中濃度指針値が定められているVOC13物質を使用しておりません。（クリーン施工）
■コンパクトで廃棄しやすい紙製の容器です。

(4)作用機構(防蟻成分イミダクロプリド)
本剤はシナプス後膜に作用し神経伝達を遮断して麻痺、弛緩等で致死させます。また低濃度では痙攣、異常、活動の低下が長期間観察され、摂食、行動等に影響を与えることが特徴です。

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(1)急性毒性（製剤）
■急性経口毒性 LD5o（ラット）＞ 2,000 mg/kg
■急性経皮毒性 LD5o（ラット）＞2,000mg/kg
(2)刺激性（製剤）
■眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性：強度の眼への刺激（ウサギ）
■皮膚腐食性／刺激性：わずかな刺激効果（ウサギ）
(3)皮膚感作性（製剤）
■ 皮膚感作性あり（モルモット）
OECD Test Guideline 406, Buehler test
20倍希釈液では感作性はなかった。
(4)水生生物に対する影響（製剤）
■魚毒性 LD50 ( Cyprinus carpio (コイ)) 7.74 mg/L
ばく露時間：96h
■水生無脊椎動物に対する毒性
EC50 (Daphnia magna(オオミジンコ））24.2mg/L
ばく露時間：48h
■水生植物に対する毒性
ErC50 (Raphidocelis subcapitata(淡水性緑藻））6.58mg/L
ばく露時間：72h
NOEC (Raphidocelis subcapitata（淡水性緑藻）） 0.252 mg/L

使用に際しては日本しろあり対策協会の安全管理基準を遵守し、保護具の着用、薬剤や空容器の適切な取り扱いをお願い致します。

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(1)ハチクサンME2の公的試験
ハチクサンME 2は以下に示す通りに公的試験を行なっており、すべての試験（実使用濃度0.1%）において、性能基準を満たす結果となっています。

<1>室内効力試験(防腐と防蟻：京都大学)
■防腐効力試験
試験方法：JISK 1571:2010「木材保存剤-性能基準およびその試験方法」-5.2「防腐性能」-5.2.1「室内試験』-5.2.1.2「表面処理用」
試験薬剤名：ハチクサンME 2 希釈剤名：水（20倍希釈）
試験開始：2019年2月28日試験終了：2019年5月23日

以上の結果により、木部用表面処理剤ハチクサンME2は、JIS K1571:2010「木材保存剤性能基準およびその試後方法」-5.2「防腐性能』-5.2.1「室内試験』-5.2.1.2「表面処理用」における性能基準を満たしていた。

■防蟻効力試験
試験方法：JISK 1571:2010「木材保存剤-性能基準およびその試験方法」-5.3「防蟻性能」-5.3.1「室内試験」-5.3.1.2「表面処理用」
試験薬剤名：ハチクサンME2 希釈剤名：水（20倍希釈）
試験開始：2020年2月14日 試験終了：2020年3月6日

以上の結果により、木部用表面処理剤ハチクサンME 2は、JIS K1571:2010「木材保存剤・性能基準およびその試験方法」-5.3「防蟻性能」-5.3.1「室内試験」-5.3.1.2「表面処理用」における性能基準を満たしていた。

<2>室内効力試験(防腐と防蟻：近畿大学)
■防腐効力試験
試験薬剤名：ハチクサンME2　希釈剤名：水(20倍希釈)

ハチクサンME2は平均質量減少率3%以下の性能基準を満たした。

■防蟻効力試験
試験薬剤名：ハチクサンME2　希釈剤名：水(20倍希釈)

ハチクサンME2は平均質量減少率3%以下の性能基準を満たした。

<3>鉄腐食性試験(近畿大学)
試験薬剤名：ハチクサンME2　希釈剤名：水(20倍希釈)

ハチクサンME2は鉄腐食比2.0%以下の性能基準を満たした。

<4>野外防蟻試験結果(近畿大学)
試験薬剤名：ハチクサンME2　希釈剤名：水(20倍希釈)

誘蟻杭の食害状況、加害したしろあり種、試験期間中の観察事項およびその他
ハチクサンME 2は試験開始後2年間食害度・食害指数が共にゼロであることから、性能基準（試験開始から2年後の食害指数が10未満、食害度50以上の試験体がないこと）を満たした。

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家屋内における気中濃度 実施場所：大阪府内一戸建て住宅
散布日：2020年7月14日
薬剤散布方法：ハチクサンME 2の20倍希釈液（有効成分各0.1%）を床下の木材部表面へ300mL/mで散布

試験結果

N.D.(検出限界未満)　検出限界値：0.1μg/立法メートル
本試験ににおいてすべての時間帯において、各有効成分の検出結果は検出限界未満であった。

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建築材料への影響(室温)
ハチクサンME 2希釈液（20倍）を各試料素材に滴下して1か月と3か月放置後、残液があるものは拭き取り(1の表記がある近辺）、液接触面の様子を観察した。

一：痕跡は認められなかった。
観察の結果、1か月経過時と3か月経過時での大きな差はなかった。
注）本製品は木部処理用製品です。本試験はあくまで参考として実施したものであり、本製品の木部以外の表面への使用はできません。使用時にはかかってしまわないよう必要な養生をするか、万が一かかってしまった場合は、ただちに十分な水で洗い流すか濡れ雑で十分にふき取るなどしてください。

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作用性、製剤
Q：ハチクサンME 2とは？
A：有効成分としてネオニコチノイド系殺虫剤であるイミダクロプリドとアルキルアミド※防腐剤であるパンフルフェンを含み、マイクロエマルジョン製剤化した、木部処理用防・防腐剤です。
Q：MEとは？
A：マイクロエマルジョンの路で、通常の乳剤と違い、水中に有効成分が分散している製剤で、希釈液中でも、乳化粒子がより細かい粒子となって分散しています。また、製剤の処方中に水が含まれていますので、消防法上の危険物に該当しない製剤となっています。

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有効成分とその作用性
Q：イミダクロプリドは、シロアリに対してどのような作用性を持っていますか？
A：シロアリの神経系に作用し、全身的な麻連・弛緩の後に死に至ります。また量が少なくても授食・行動の抑制から長時間かけて死に至ります。
Q：イミダクロプリドは、忌避性がありますか？
A：忌避性はありません。そのため、シロアリが薬剤に気づかず処理した場所に侵入して、薬剤に暴露され、高い防除効果が発揮されます。
Q：ドミノ効果とは？
A：ドミノ倒しの様に、薬剤が次から次へと巣の仲間へ伝播されていく効果を“ドミノ効果”と言います。Envuのシロアリ剤（ハチクサン、アジェンダ）には高いドミノ効果が確認されています。
Q：ペンフルフェンはどのような防腐剤ですか？
A：ペンフルフェンは病原菌のミトコンドリア電子伝達系の複合体Ⅱたんぱく質（コハク酸脱水素酵素）に作用してエネルギー代謝を妨げることで菌類の増殖を抑えます。

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作業者に対する安全性
Q：作業時の保護具は？
A：シロアリ防除施工における安全管理に基づく保護具（不浸透性の長袖の作業着、保護マスク、作業帽、保護メガネ、保護靴、ゴム手袋など）を着用してください。

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用法容量
Q：予防時の処理方法は？
A：（公社）日本しろあり対策協会の防除施工標準仕様書に従い、吹付け又は塗布処理方法で、木材表面の面積当たり300mL/mの割合で処理してください。また、既築の場合には穿孔注入や穿孔吹付け方法も可能ですが、何れの場合においても、前述の防除施工標準仕様書に従ってください。
Q：駆除の際の処理方法は？
A：基本的には、シロアリの生息場所や夜害箇所への注入処理、その他の部分への注入や吹き付け処理を行い、彼害の大きさや場所、建物の構造などに応じて、その他の処理を行ってください。なお、駆除処理後には前述の予防処理も行ってください。

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臭気
Q：ハチクサンME 2の臭いは？
A：ハチクサンME 2の原液には溶剤臭はありますが、20倍希釈液は極めて低臭です。（個人差があります。）

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作業性
Q：ハチクサンME 2の分散性は？
A：通常の乳剤と同様に良好ですが、税拌は使用の都度に行なってください。
Q：ハチクサンME 2は、やや粘性があるようだが撹拌は必要ですか？
A：必要です。希釈する際も、よく撹拌してご使用ください。
Q：ハチクサンME 2を計量する際、計量容器にへばりつく性質はありますか？
A：計量容器の内壁にへばりつく事は少なく、容器の洗浄が容易ですが、容器内の液が乾く前に洗って下さい。
Q：ハチクサンME 2が保存中に凍結した場合の解凍方法は？
A：-5°Cで凍結しないことを確認しておりますが、そのような状況には保管しないでください。水系製剤ですので、凍結した場合は保証の限りではありません。

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建材、樹脂、塗装面、金属類への影響
Q：髪などに散布液が流れ、太陽光があたった場合、変色しますか？
A：黄変、褐変など変色は起こりにくくなっておりますが、すみやかにふき取るか、または水洗いしてください。
Q：断熱材や発泡スチロール類などに与える影響は？
A：建築材料への影響試験（p0g）の建材の範囲では、本剤の希釈液により変形などは認められませんでしたが、その他の断熱材で影響がある可能性があります。使用時にはかかってしまわないよう必要な養生をするか、万が一かかってしまった場合は、ただちに十分な水で洗い流すか濡れ雑で十分にふき取るなどしてください。
Q：コンクリート・モルタル・白木に散布した場合のシミの発生は？
A：水での希釈倍率が高いのでほとんど問題になりませんが、すみやかにふき取るか、または水洗いしてください。
Q：ステンレスタンクに対する影響は
A：これまでの知見から影響はないと考えられます。
Q：薬剤ホースを硬化させるような影響は？
A：影響は少ないものと考えられますが、耐薬品性のホースを使用してください。
Q：アルミサッシに付着した場合は？
A：まず、ふき取ってください。尚、最近のアルミサッシはほとんど塗装されているので、影響が少ないものと考えられますが、必要に応じて水洗いしてください。
Q：樹脂類・ゴム類・皮革類・自家用車の塗膜面などに与える影響は？
A：薬剤がかからないよう予め養生をしてください。もし、かかったとしても水ベースであるため、影響は少ないと考えられますが、すみやかにふき取るか、または水洗してください。

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光分解
Q：ハチクサンME 2希釈液を処理したところに直射日光が当たった場合は？
A：表面処理した場合、木部へ染み込んだ薬剤は木材内部にとどまりますが、日光による紫外線の影響を直接受けるのは、表面の極く表層に分布する薬剤のみですので、再処理は必要ありません。

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木部への浸透
Q：ハチクサンME 2希釈液を処理したところに直射日光が当たった場合は？
A：表面処理した場合、木部へ染み込んだ薬剤は木材内部にとどまりますが、日光による紫外線の影響を直接受けるのは、表面の極く表層に分布する薬剤のみですので、再処理は必要ありません。

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中毒
Q：ハチクサンME 2を使用して、中毒症状になった場合、どう対処すればよいか？
A：直ちに医師の診断を受け、使用薬剤の名称（ハチクサンME 2）、成分名（イミダクロプリド、ペンフルフェン）、症状、夜曝状況等についてできるだけ詳細に告げてください。必要に応じて中毒110番（つくば029-852-9999、大阪072-727-2499）へ連絡してください。

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その他
Q：施主がアレルギー体質の場合、施工を行っても問題ないですか？
A：かかりつけの医師に相談の上、施主の合意のもと施工を行なってください。
Q：ハチクサンME 2を誤って野菜・果実・花等にかかってしまった場合は？
A：食用の植物などは、誤ってかかってしまった場合は、食べないでください。また、観賞 どありませんが、何らかの影響でることもあることをご了承ください。
Q：ハチクサンME 2が付着した作業衣の洗濯にはどんな洗剤が適していますか？
A：市販の洗剤をお使いください。

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