★高い安全性と優れた防除力のバイエルのシロアリ防除用土壌処理剤ハチクサンMC
優れた効果と高い安全性を兼ね備えたバイエルのシロアリ防除剤「ハチクサン」がマイクロカプセルで新登場
ハチクサンMC
- 品番:
- 00A044
- 価格:
業務用商品につき、お問い合わせください
- 納期
- 製品名
- ハチクサンMC
- 有効成分
- イミダクロプリド12%
- 希釈倍率
- 150倍
- 内容量
- 1L入り
- 適用
- 普通物
- 対象
- ヤマトシロアリ、イエシロアリ、カンモンシロアリ、アメリカカンザイシロアリ、ダイコクシロアリなど
- 認定機関
- (社)日本木材保存協会認定薬剤A-4244
(社)日本しろあり対策協会認定薬剤3511号 - 販売元
- バイエルクロップサイエンス株式会社
製品情報
ハチクサンがマイクロカプセル剤になって新登場!
優れた効果と高い安全性を兼ね備えたバイエルのシロアリ防除剤「ハチクサン」
マイクロカプセルタイプの「ハチクサンMC」となって新登場です。
マイクロカプセル化により一層安全性を向上させ低薬量でも安定した効果を実現しました。
さらにマイクロカプセルの特徴を生かしたドミノ効果でシロアリのコロニー内部へより深く広がります。
もちろん臭いもほとんどなくVOC対策も万全です。
・毒物劇物取締法の適応をうけない普通物であり、かつ消防法の危険物に該当しないので取扱い及び保管が容易です。
・忌避性がないため予防及び駆除施工に優れています。
・遅効性でありシロアリへの効果が高い薬剤ですのでドミノ効果が期待できます。
・マイクロカプセルに有効成分が守られているため長期間効果を発揮します。
・極めて臭いが少ない施工ができます。
・ベタ基礎などのコンクリートスラブでも安定した効果を発揮します。
・散布中および散布後の気中濃度が低く散布作業者及び居住者に対する安全性が高い薬剤です。
また蒸気圧が極めて低く揮発しにくいため居住者や周辺への影響はほとんどありません。
・魚毒性が低く環境に対して安全性の高い薬剤です。
・厚労省で気中濃度指針値が定められているVOC13物質を使用しておりません。
・コンパクトで廃棄しやすい紙製の容器です。
★1:ハチクサンMCの概要と特徴
★2:ハチクサンMCの安全性
★3:ハチクサンMCの生物効果
★4:ハチクサンMCの気中濃度
★5:ハチクサンMCの建築材料への影響
★6:ハチクサンMCに関するQ&A
★7:知っておきたいシロアリのお話
★知っておきたいシロアリのお話
★シロアリ薬剤の剤型について
★シロアリ防除の工法について
★ハチクサンMCの使用方法
<1>アジェンダMCの概要
■商品名:ハチクサンMC 商標登録第2182351号
■有効成分量:イミダクロプリド12%
■希釈倍率:150倍(イミダクロプリド濃度として0.08%に希釈して使用)
■用途:シロアリ防除用土壌処理剤
■認定:(公社)日本しろあり対策協会 登録番号第3511号
(公社)日本木材保存協会 認定番号A-4244
(公財)文化財虫菌害研究所 文化財虫菌害防除薬剤 登録番号第32号
<2>有効成分の性状
■有効成分の名称:イミダクロプリド(imidacloprid)
■化学名:1-(6-クロロ-3-ピリジルメチル)-N-ニトロイミダゾリジン-2-イリデンアミン
■化学構造式:----
■分子式:C9H10CIN5O2
■分子量:255.74
■外観:白色結晶(純品)
■蒸気圧:2.0×10-9hPa(20度)
■融点:144度
■分解温度:200度
■分配係数(オクタノール/水):logPow:0.57(21度)
■溶解度:水に難溶(480mg/L 20度)ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドによく溶解
<3>製剤の性状
■剤型:イミダクロプリドを含む12%含むマイクロカプセル製剤
■外観:白色懸濁体
■臭気:微臭性
■pH:7±1
■保存安定性:40度、3ヶ月で外観・有効成分含量に実質上変化なし(室温3年に相当)。なお-5度以下で凍結することがあるが、室温下で自然解凍し性状に変化無し。
■引火点:引火性無し
■毒劇物区分:該当しない(12%以下のマイクロカプセル製剤は普通物※)
■危険物表示:該当しない(消防法非危険物)
■包装及び容量:1L入り、紙パック
※普通物とは「毒物および劇物取締法」にもとづく毒物、劇物に該当しないものを指していう通称です。
(2)用法・容量
希釈倍率:本剤はよく振り混ぜてから下記の希釈表に従い、水で所定の倍率に希釈し、散布して下さい。希釈液は使用の都度、十分攪拌しその日のうちに使用して下さい。
使用量:土壌処理の場合
使用量:床下がコンクリート打設面の場合 ※1
よく振ってからお使い下さい。
面状散布、帯状散布のいずれの方法も、水損を防止するために希釈倍率を適宜変更することが出来ます
ただし散布面積に対する有効成分量は所定の量を散布して下さい。
なお施工にあたっては(公社)日本しろあり対策協会の「防除施工標準仕様書」並びに「安全管理基準」に従って下さい。
(3)ハチクサンMCの特徴
■毒劇劇物取締法に適用を受けない普通物であり、かつ消防法上の危険物に該当しないので、取り扱い及び保管が容易です。
■忌避性がないため、予防および駆除施工に優れています。
■遅効性であり、シロアリへの効果が高い薬剤ですので、高いドミノ効果が期待できます。(高い防除効果)
■マイクロカプセルに有効成分が守られているため、長期間効果を発揮します。(長期残効性に優れます)
■極めて臭いが少ない施工ができます。(クリーン施工)
■ベタ基礎などのコンクリートスラブでも安定した効果を発揮します。(耐アルカリ性に優れています)
■散布中および散布後の気中濃度が低く、散布作業者および居住者に対する安全性が高い薬剤です。また蒸気圧が極めて低く揮発しにくいため、居住者や周辺への影響はほとんどありません。(高い安全性/クリーン施工)
■魚毒性が低く、環境に対して安全性の高い薬剤です。(環境保護)
■厚労省で気中濃度指針値が定められているVOC13物質を使用しておりません。(クリーン施工)
■コンパクトで廃業しやすい紙製の容器です。
(4)作用機構(防蟻成分イミダクロプリド)
■急性経口毒性:ラット メスLD50:>2,000mg/kg/マウス メスLD50:>2,000mg/kg
■急性経皮毒性:ラット オスメスLD50:>2,000mg/kg
■急性吸入毒性:ハチクサンMCの平均粒子径(約25μm)は、吸入毒性試験を行うに意味がある粒子径(1μm前後:肺の深部に到達可能な粒子径)を大幅に上回ります。これは吸入による取り込みが事実上極めて少ない事を示唆しています。
<2>刺激性(製剤)
■眼一次刺激性(ウサギ):刺激性なし
■皮膚一次刺激性(ウサギ):軽度の刺激性あり(150倍希釈液は刺激性なし)
<3>皮膚感作性(製剤)
■モルモットに対し皮膚感作性なし
<4>水性生物に対する影響(製剤)
■コイ(半数致死濃度)/LC50(96時間):>1,000mg/L
■オオミジンコ(半数遊泳阻害濃度)/EC50(48時間):13.6mg/L
これらの安全性試験結果からもお分かりいただけます通り、ハチクサンMCはマイクロカプセル化することにより。安全性の高い製剤となっております。
ハチクサンMCは以下に示す通りに公的試験を行っており、全ての試験(実使用濃度0.08%)いおいて、性能基準を満足する結果となっております。
<1>室内防蟻効力試験-1
■試験機関:京都大学生存圏研究所
■試験方法:土壌貫通試験(JWPSTSS土壌処理用防蟻剤等の防蟻効力試験方法および性能基準に準拠)
■供試薬剤:ハチクサンMC(イミダクロプリド12%)
■供試濃度:イミダクロプリド濃度として0.04%、0.08%及び0.1%
■対象虫:イエシロアリ
■試験結果:下表の通り
<1>室内防蟻効力試験-2
■試験機関:東京農業大学 林産化学研究所
■試験方法:土壌貫通試験(JWPS-TS-S土壌処理用防蟻剤等の防蟻効力試験方法および性能基準に準拠)
■供試薬剤:ハチクサンMC(イミダクロプリド12%)
■供試濃度:供試薬剤を水道水で150倍に希釈し、イミダクロプリド濃度として0.08%で試験した。主要成分の処理量/乾燥土壌重量:0.02%
■対象虫:イエシロアリ
■試験結果:下表の通り
<2>野外防蟻効力試験
■試験機関:東京農業大学 林産化学研究室 鹿児島県大崎町シロアリ試験地
■試験方法:LWPSTSS土壌処理用防蟻剤等の防蟻効力試験方法および性能基準に準拠
■供試薬剤:ハチクサンMC(イミダクロプリド12%)
■供試濃度:イミダクロプリド濃度として0.08%
■対象虫:イエシロアリ
■試験結果:下表の通り
■実施場所:千葉県茂原市の木造2階建て住宅(一階床面積60平方メートル、布基礎)
■薬剤散布方法:ハチクサンMCの150倍希釈液(イミダクロプリド0.08%)約180Lをピストルノズルを用いて散布圧約10kg/平方センチメートルにて散布し、経時的に基礎換気口(風下)、床下、台所および和室上でのイミダクロプリドの気中濃度を測定しました。イミダクロプリドの検出限界0.5μm/立法メートルとしました。また散布作業者の口元付近と防護マスク(外側フィルター及び内部活性炭)のイミダクロプリド濃度も測定しました。
■試験結果と考察:下表の通りハチクサンMCは散布中をのぞき、処理後1時間目からすべて検出限界(0.5μm/立法メートル)以下であり、この値はイミダクロプリドの亜急性吸入毒性試験(ラット)の最大無作用量(5.500μg/立法メートル)を大幅に下回っています。
また散布作業者への暴露(吸収)量に関しても、マスク内側活性炭中のイミダクロプリド濃度は検出限界以下でした。このことから通常の活性炭マスクにより十分な防護効果が得られると考えられます。
このことからハチクサンMC150倍希釈液の建築材料に対する影響は低いと考えられますが、ご使用に際しましては養生等を十分に行っていただき、万一飛散してしまった際には、すぐに水洗い・水拭き等を行って下さい。
Q:ハチクサンMCとは?
A:有効成分としてネオニコチノイド系殺虫剤であるイミダクロプリドを含んでおり、樹脂膜で包んで25μmの微小な球状にして液中に分散させた、マイクロカプセル製剤です。シロアリが口器ですり潰す事により効果を発揮します。
有効成分とその作用性
Q:イミダクロプリドは、シロアリに対してどのような作用性を持っていますか?
A:シロアリの神経系に作用し、体を麻痺させて死に至らしめます。
Q:イミダクロプリドは、忌避性がありますか?
A:忌避性はありません。そのため処理した場所にシロアリが侵入しようとした際に、薬剤に暴露され高い防除効果が発揮されます。
Q:ドミノ効果とは?
A:ドミノ倒しのように、薬剤が次から次へと巣の仲間へ伝播されていく効果をドミノ効果と言います。Envuのシロアリ剤(アジェンダ、ハチクサン)には高いドミノ効果が確認されています。
用法・容量
Q:予防時の処理方法は?
A:(公社)日本しろあり対策協会の防除施工標準仕様書に従い、面状処理では3L/平方メートル、帯状処理では20cm幅で長さ1mあたり1Lの処理量で散布して下さい。床下がコンクリート打設面の場合は、散布量と散布水量を※1の表を参照して下さい。
Q:駆除の際の処理方法は?
A:基本的にはシロアリの生息場所や被害箇所への注入処理、その他の部分への注入や吹き付け処理を行い、被害の大きさや場所、建物の構造などに応じて、その他の処理を行って下さい。なお駆除処理後には前述の予防土壌処理を行って下さい。
Q:土間コンや一体型スラブ、外断熱構造などで床下へ薬剤を散布できない物件での処理方法は?
A:防除施工標準仕様書に従い措置してください。
作業者に対する安全性
Q:作業時の保護具は?
A:シロアリ防除施工における安全管理に基づく保護具(長袖の作業着、保護マスク、作業帽、保護メガネ、保護靴、ゴム手袋など)を着用して下さい。
臭気
Q:ハチクサンMCの臭いは?
A:ハチクサンMCの原液にはわずかな樹脂臭はありますが、150倍希釈液ではほとんど臭いがありません。
作業性
Q:ハチクサンMCの分散性は?
A:比較的良好ですが、撹拌は使用の都度十分に行って下さい。
Q:ハチクサンMCはやや粘調性があるようだが撹拌は必要ですか?
A:ポンプの余水で十分攪拌できますので、予めポンプを始動させて撹拌して下さい。また沈殿物の再分散性も良好です。
Q:ハチクサンMCを計量する際、計量容器にへばりつく性質はありますか?
A:計量容器の内壁にへばりつくことは少なく、容器の洗浄は容易ですが、容器内の液が乾く前に洗って下さい。
Q:ハチクサンMCが保存中に凍結した場合の解凍方法は?
A:-5度以下では凍結する場合があります。その場合、室温で解凍するか、または容器が濡れないようにポリ袋などに入れて、60度程度の湯につけ、完全に解凍してからよく振って使用して下さい。
建材、プラスチック、金属類への影響
Q:壁などに散布液が流れ、太陽光があたった場合、変色しますか?
A:黄変、褐変など変色は起こりにくくなっておりますが、すみやかに拭き取るか、または水洗いして下さい。
Q:断熱材や発砲スチロールなどに与える影響は?
A:薬剤がかからないようあらかじめ養生して下さい。もし、かかってしまった場合は、すみやかに拭き取り、十分に水洗いして薬剤を洗い流してください。
Q:コンクリート・モルタル・白木に散布した場合のシミの発生は?
A:水での希釈倍率が高いのでほとんど問題になりませんが、すみやかに拭き取るか、または水洗いして下さい。
Q:ステンレスタンクに対する影響は?
A:これまでの知見から影響はないと考えられます。
Q:薬剤ホースを硬化させるような影響は?
A:影響は少ないものと考えられますが、耐薬品性のホースを使用して下さい。
Q:アルミサッシに付着した場合は?
A:まず拭き取って下さい。なお最近のアルミサッシはほとんど塗装されているので、影響が少ないものと考えられますが必要に応じて水洗いして下さい。
Q:樹脂類・ゴム類・皮革類・自家用車の塗装面に与える影響は?
A:薬剤がかからないよう予め養生して下さい。もしかかったとしても水ベースであるため、影響は少ないと考えられますが、すみやかに拭き取るか水洗いして下さい。
光分解
Q:ハチクサンMC希釈液を土壌処理したところに直射日光が当たった場合は?
A:土壌散布された場合、薬剤は表層から5cmまでの土壌表層部にとどまりますが、日光による紫外線の影響を直接受けるのは、土壌表面の極く表層(0.1mm以内)に分布する薬剤のみです。
アルカリ、微生物等への安定性
Q:ハチクサンMCの酸・アルカリに対する安定性は?
A:マイクロカプセル製剤ですので、耐酸性・耐アルカリ性に優れています。
Q:微生物、または水に対して安定か?
A:土壌の微生物分解・加水分解については、マイクロカプセルに包まれているため、安定です。
木部への浸透性は?
Q:ハチクサンMCの木部への浸透性は?
A:ハチクサンMCは平均粒子径が大きく(約25μm)、木部への浸透性は期待できません。
農産物対策
Q:ハチクサンMCが誤って野菜、果実、花等ンかかってしまった場合は?
A:マイクロカプセル製剤は根から吸収されませんし、有効成分であるイミダクロプリドも植物に害を与えにくい薬剤ですが、誤ってかかってしまった場合は、食べたり、料理しないで廃棄処分して下さい。
廃棄方法
Q:ハチクサンMC製剤及び空容器を廃棄する場合、どのような方法を行えばよいですか?
A:製剤の廃棄が必要な場合は、SDSを添付して、産業廃棄物業者へ依頼して下さい。また空容器は内容物が残らないようよく洗った後、同様に廃棄依頼して下さい。
中毒
Q:ハチクサンMCを使用して、中毒症状になった場合は、どう対処すればよいか?
A:直ちに医師の判断を受け、ネオニコチノイド系殺虫剤(イミダクロプリド)を有効成分としたマイクロカプセル製剤を使用したことを告げて下さい。使用薬剤が複数の場合や、過去に使用した薬剤についてもできるだけ詳しく説明して下さい。必要に応じて中毒110(つくば029-852-9999,大阪072-727-2499)連絡して下さい。
その他
Q:施主がアレルギー体質の場合、施工を行っても問題ないか?
A:かかりつけの医師に相談の上、施主の合意のもと施工を行って下さい。
Q:ハチクサンMCが付着した作業衣の洗濯はどんな洗剤が適していますか?
A:市販の洗剤をお使い下さい。
★知っておきたいシロアリのお話
シロアリが発生!シロアリの生息を確認
シロアリは見えない所(柱中、壁中、土中など)に生息しているので目視で確認する事はほとんどできません。発見できるのは床下点検時、改築時、羽蟻発生時の3点がメインとなり、発見率が高いのは目視で確認出来る羽蟻の発生となります。羽蟻の発生場所は水周りや玄関先などからが多く、これはシロアリの巣がこの周辺に多くありそこで発生した羽蟻は光を求めて隙間から外部に出ようとします。羽蟻発生場所はシロアリの巣の場所特定にも役立ち今後のシロアリ駆除の重要な情報となりますので発生日時と発生場所を覚えておきましょう。
シロアリの羽蟻はいつ発生するの?
本州など全国に多く生息するヤマトシロアリの場合は春先(4~5月頃の午前中~)に一斉に飛び立つ事が多く羽の色はグレーで羽4枚のサイズがほぼ同じサイズなのが特徴です。※羽蟻の発生原因は数が増えすぎた際の新しい巣造り(一部の引っ越し)、環境変化など)着地した羽蟻は羽を落とし新しい雌雄ペアとなり営巣を探し土中などに潜ります。日本で最も生息数・被害数が多いヤマトシロアリの特徴は乾燥に弱く水を運ぶ能力が低いので土の中、水周り(風呂場・トイレ・玄関)などに営巣がある事が多く見られます。被害箇所=営巣という事が多いので被害範囲が狭いのも特徴ですが、特殊なケースで水漏れや雨漏れなどで上部から水をとれるケースでは天井まで上がるケースも稀に見られます。
中国近畿地方などの海側、四国九州沖縄などに多く生息するイエシロアリの場合は初夏(7月頃の夕暮れ)に群飛する事が多く羽の色は飴色(茶色)で羽4枚のサイズがほぼ同じサイズなのが特徴です。(※羽蟻の発生原因は数が増えすぎた際の新しい巣造り(一部の引っ越し)、環境変化など)着地した羽蟻は羽を落とし新しい雌雄ペアとなり営巣を探し土中などに潜ります。日本では暖かい地域に生息するイエシロアリは自分で水を運ぶ能力が高いので移動範囲も広く被害が甚大になる事が多いのが特徴です。家屋内の巣は1個とは限らず分巣などを作り食害は家全体にひろがります。屋外の切株や樹幹に巣を作り家屋内と行き来する事もあり移動距離が100m以上という報告がある程です。
羽蟻が飛び立つとシロアリはいなくなるの?
羽蟻の群飛はシロアリの巣の中の一部のシロアリが飛び立つだけでシロアリがいなくなる事はなく羽蟻が発生したという事はシロアリが大量にいる事を意味します。シロアリの巣の中には数万~のシロアリが生息しておりこの中の数パーセントが飛び立つ程度ですのでシロアリがいなくなる事はありません。一度羽蟻が出た家ではその後、同時期に羽蟻が発生する事が多く見られます。羽蟻が出た場合は必ず白蟻防除を行いましょう!この際の注意点としては羽蟻が発生した場合は市販されているピレスロイド系のスプレー殺虫剤や液剤のご使用はオススメしておりません。
ピレスロイド系殺虫剤をオススメしないのはなぜ?
なぜピレスロイド系殺虫剤をオススメしないかと言うと、まず見える範囲のシロアリは極一部の個体ですので無理して殺虫する必要性もなく、ピレスロイド系殺虫剤には忌避性がありますので、むやみに使用するとせっかく近くにいたシロアリを奥深くに追いやる事になり、その後薬剤散布する際にシロアリに薬剤を接触させる事が難しくなる場合があります。またスプレー殺虫剤の場合は羽蟻が床などに張り付き清掃するのが困難になる場合がございます。羽蟻が出た際は掃除機で吸い取るまたはテープなどにくっ付けて処理するのが簡単な方法でその後の処理への影響がありません。また羽蟻が出てきた穴に関してはテープなどを貼り出てこれないようにしておけば安心です。落ちついて効率のよい薬剤選定をして処理しましょう!弊社ではシロアリ駆除には忌避性の無い殺虫剤を推奨しております。
忌避性の無い殺虫剤をオススメするのはなぜ?
なぜピレスロイド系殺虫剤ではなく忌避性の無い殺虫剤をオススメするかというと薬剤散布できる範囲というのが大きな理由の一つとなります。先に述べた「羽蟻が出た際の処理」についても触れたようにピレスロイド系殺虫剤には強い忌避性(シロアリが警戒して近寄らない)があります。家屋での薬剤処理範囲には限界があります。壁の中、土間の下、土台など太い木材の中、土の中など薬剤を散布塗布できる範囲は見える範囲プラスアルファとなりすべてに薬剤処理が出来る事はほとんどありません。それを踏まえてプロは今までの経験からシロアリが潜んでいると思われる場所を想定して壁やコンクリートに穴を開け薬剤注入を行い出来るだけシロアリに直接薬剤が届くように穿孔注入という工程を行います。このような事から白蟻駆除を行う場合はピレスロイド系を避けて出来るだけ忌避性の無い殺虫剤を使用する事で効率よくシロアリに薬剤を接触させ駆除する事が可能です。
ピレスロイド系はダメなの?
上記でピレスロイド系殺虫剤をオススメしない理由を書きましたが、ではピレスロイド系殺虫剤はダメなの?と言われるとそうではありません。ピレスロイド系殺虫剤の忌避性は新築またはシロアリ予防時に使用すると最大限の効果を発揮します。ピレスロイド系殺虫剤を撒く事でシロアリが嫌がるバリア(薬剤の層)を作る事が出来ます。忌避性が無い薬は駆除に、忌避性がある薬は予防にと使い分ける事も可能です。
★シロアリ薬剤の剤型について
マイクロカプセル剤の略で有効成分がポリアミド系等の樹脂カプセルに封入されている製剤です。有効成分がカプセルに封入されているので臭いも少なく長期間の残効性にも期待できます。駆除効果は薬剤への接触だけではなく食毒による駆除効果も期待できます。薬剤散布した場所に白く残る場合がありますので注意してください。
■SC剤とは
サスペンションコンセントレイト剤の略で水に溶けない有効成分を微粉末にし界面活性剤などで水に分散させた製剤です。
■FL剤とは
フロアブル剤の略で水に溶けない有効成分を微粉末にし界面活性剤などで水に分散させた製剤です。
■粉剤とは
有効成分を細かく砕き増量剤を加えた製剤です。粒子径は0,01~0,03mm程度です。
■粒剤とは
有効成分を細かく砕き増量剤を加えた製剤です。粒子径は0,7~1,0mm程度です。
■ベイト剤とは
遅効性の有効成分や昆虫成長抑制剤などをシロアリの好きな餌(木材やロール紙など)に含侵させた製剤です。遅効性なので食べたシロアリはすぐには死なず巣まで持ち帰り、他の白蟻にもベイト剤(毒餌)を分け与える事によりシロアリを巣ごと根絶させます。特にイエシロアリ駆除では効果を発揮しております。主にシロアリ駆除で効果を発揮します。
■ベイト工法とは
家屋周囲にシロアリが好む無毒餌(木材やロール紙など)を入れたブラスチック容器等のベイトステーションを埋設しシロアリが接触、食害するのを監視するシステムです。シロアリを確認した場合は上記のベイト剤を入れて白蟻を巣ごと根絶します。薬剤散布を行わず使用薬剤を必要最小限に抑える事で人や環境に優しい工法です。主にシロアリ予防に優れた効果を発揮します。
★シロアリ防除の工法について
オーソドックスな白蟻防除方法の一つで薬剤を床下の土壌部分、木材部分に塗布・散布・注入してシロアリが突破出来ない薬剤層を作ります。昨今のシロアリ防除の中でもっとも多く使われる工法でシロアリを駆除するのに効果的な工法です。使用する薬剤(ハチクサン、タケロック、オプティガード、グレネード、ガントナー等)は特に選びません。 バリヤー工法では台所、トイレ、脱衣場等の土壌処理は面状散布(床下全面散布)、それ以外の基礎、束石、配管の立上り部分の周囲には帯状散布します。木部処理は土台、大引き、根太等に散布・塗布し、必要に応じて被害箇所や水廻りには穿孔注入処理をします。
メリット:床下に潜り隅々まで確認して処理する為、被害状況を確実に把握でき、薬剤散布・塗布も隅々まで処理する事が出来るので白蟻駆除に適した方法です。
デメリット:床下に潜る事が条件となりますので作業はきつく汚れる大変な作業です。床下高が低くて潜れない場合は施工が出来ません。
■外周処理工法
トレンチング処理(溝処理)
家屋外周(基礎周囲、犬走りがある場合はその周囲)に溝(幅10cm×深さ10cm以上)を掘り土を埋め戻しながら5L/mで処理する事でシロアリが外周から侵入する事を予防します。使用薬剤はアジェンダSC、ターミドールHEをご使用下さい。
メリット:床下に薬剤処理出来ない物件(空気循環の床下、マンションなどの賃貸物件、床下高が低く人が入れない床下など)にも白蟻予防処理が可能です。
デメリット:活動範囲の狭いヤマトシロアリの駆除には適しません。井戸や池などへの流出汚染の恐れがあり外周処理に適した薬剤を選ぶ必要もあります。
ロッジング処理(土壌注入処理)
建物周囲のコンクリート部分(犬走りなど)や土壌部分に間隔45cm×深さ30cm程にドリル等で穿孔し2~3L/穴で薬剤を注入する事でシロアリが外周から侵入する事を予防します。使用薬剤はアジェンダSC、ターミドールHEをご使用下さい。
メリット:床下に薬剤処理出来ない物件(空気循環の床下、マンションなどの賃貸物件、床下高が低く人が入れない床下など)にも白蟻防除処理が可能です。
デメリット:駆除には適しません。井戸や池などへの流出汚染の恐れがあり外周処理に適した薬剤を選ぶ必要もあります。
■ベイト工法
家屋の外周にステーションと呼ばれる専用容器(中には木材など白蟻の好物が入っています。)を2~3m/個で埋設して白蟻の家屋接近をいち早く察知する管理モニタリングシステムです。白蟻がステーションに侵入した際にベイト剤(毒餌)を投入しシロアリを巣ごと駆除します。トレロナ、ファーストライン、サブステック、エクステラステーションなどをご使用下さい。
メリット:床下に薬剤処理出来ない物件(空気循環の床下、マンションなどの賃貸物件、床下高が低く人が入れない床下など)にも白蟻防除処理が可能です。
デメリット:ステーションの定期的な点検が必要になり、薬剤の特性上(遅効性)薬剤散布と比べて完全駆除までに時間が必要となります。
使用方法
本剤をよく振り混ぜてから下記の希釈濃度に従い水で所定に希釈し、散布して下さい。希釈液は使用の都度、十分攪拌し、その日のうちに使用して下さい。
(公社)日本しろあり対策協会・防除施工標準仕様書に従って使用して下さい。
■床下がコンクリート打設面の場合
■土壌処理の場合
お支払いについて
クレジットカード決済、代金引換、銀行振込、ご来店引取りからお選び頂けます。
●クレジットカード決済
下記のカードがご利用可能です
●代金引換(現金払い)
決済上限は、300,000円です。商品到着時に決済します。 ※代引き手数料/1~21,999円までは440円、22,000円以上は無料
●代金引換(受取時カード決済)※沖縄・離島不可
配送会社は、佐川急便です。決済上限は、300,000円です。商品到着時に決済します。方法は、以下より選択いただけます。カード決済指定発送となります。
沖縄、北海道、その他離島は運送便契約の関係で使用不可の場合がありますので、その際は折り返しご連絡致しますのでご了承下さい。※代引き手数料/1~21,999円までは880円、22,000円以上は無料
●銀行振り込み(前払い)
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●クレジットカード決済
下記のカードがご利用可能です
●代金引換(現金払い)
決済上限は、300,000円です。商品到着時に決済します。 ※代引き手数料/1~21,999円までは440円、22,000円以上は無料
●代金引換(受取時カード決済)※沖縄・離島不可
配送会社は、佐川急便です。決済上限は、300,000円です。商品到着時に決済します。方法は、以下より選択いただけます。カード決済指定発送となります。
沖縄、北海道、その他離島は運送便契約の関係で使用不可の場合がありますので、その際は折り返しご連絡致しますのでご了承下さい。※代引き手数料/1~21,999円までは880円、22,000円以上は無料
●銀行振り込み(前払い)
入金確認後の商品手配・発送となり商品到着が遅くなる場合があります。※振り込み手数料はお客様負担
[取り扱い銀行]
●ご来店引取り
クレジットカード・現金での決済が可能です
送料について
11,000円以上のお買い上げで送料無料!
※一部商品(調湿剤などの重量物)につきましては送料がかかる場合がございます。
※沖縄・一部離島への送料はカートでご注文時に自動で入りますが、後ほど別途算出して訂正となります。
●本州・九州・四国 | |
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〜10,999円まで | 880円 |
11,000円以上 | 無料 |
●北海道 | |
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〜10,999円まで | 1,650円 |
11,000~ 21,999円まで |
1,100円 |
22,000円以上 | 無料 |
●沖縄 | |
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送料一律 | 1,650円 |
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